日本スポーツマスターズ 2024年秋、長崎県で初開催決定

開催決定書を伊藤会長から受け取る大石知事(右)=東京都内

 日本スポーツ協会は10日、東京都内で理事会を開き、中高年の全国総合スポーツ大会「日本スポーツマスターズ」について、2024年の開催地を長崎県とすることを正式に決定した。本県での開催は初めて。
 理事会で同協会の伊藤雅俊会長が、大石賢吾知事に開催決定書を手渡した。大石知事は、西九州新幹線開業や24年秋に完成予定の「長崎スタジアムシティ」などに触れ、「長崎は大きな変革の時を迎えている。二つの世界遺産など歴史と豊かな観光資源もあり、全国の皆さんに楽しんでもらえるよう、しっかりとおもてなしの準備をしていきたい」と述べた。
 県によると、開催は24年秋ごろで、会期はおおむね5日間。水泳、サッカー、テニス、ゴルフなど13競技を実施する予定。選手、関係者を含め総勢1万5千人規模の参加が見込まれる。県はスポーツによる交流人口の拡大などを目指し、同大会を誘致していた。正式日程は今後、同協会の理事会で決定する。
 スポーツマスターズは、スポーツを愛好するシニア世代(原則35歳以上)を対象としたスポーツの祭典として01年から始まった。


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