佐野高生が足利でイベント企画 蔵でカフェや銘仙展示

多くの来場者でにぎわった会場

 【足利】市在住などの佐野高生4人によるグループ「足利研究班・アシ×アシ(明日も足利)」が5日、家富町の蔵「蔵風土(くらふと)」で初の企画イベントを開催した。

 4人は課題研究に取り組む部活動「SGクラブ」に所属し、いずれも同校2年の坂田公希(さかたこうき)さん(17)、清水健成(しみずけんせい)さん(17)、大山育夢(おおやまいくむ)さん(17)、若林仁瑛(わかばやしのぶあき)さん(17)。

 坂田さんと清水さんは生まれも育ちも足利。4人とも足利への思い入れがあり、1年生時から活動している。地元商店主らと交流してきたこれまでの経験から若い人を市内に呼び込もうと、カフェの要素を盛り込んだイベントを企画した。

 「足クラふぇすた」と題して開催。4人が交渉して招いた市内飲食店が蔵風土1階に出店し、コーヒーや洋菓子を販売した。2階では、かつて一世を風靡(ふうび)した足利銘仙を約30種類集めた展示「ヘンテコテン」を行った。八木節の演奏もあり、訪れた人は足利の魅力を堪能した。

 坂田さんは「予想以上に盛り上がった。達成感がある。いろんな人の協力で成り立っていることに感謝し、今後も活動を続けたい」と話していた。

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