
大分市の佐藤樹一郎市長(64)は11日、大分市で記者会見し、任期満了に伴う来年4月の大分県知事選に立候補すると表明した。「党派や特定の考え方に寄るのではなく、広く意見を聞いて県政を推進する」と述べた。今期限りで退任する広瀬勝貞知事(80)の県政運営を継続する考えも示した。
佐藤氏は大分市出身。1980年に旧通商産業省(経済産業省)に入省し、中小企業庁の次長や日本貿易振興機構(ジェトロ)のニューヨーク事務所長を務めた。2015年の市長選で初当選し、現在2期目。
知事選には無所属の安達澄参院議員(52)が立候補を表明している。