政府は新型コロナウイルス対策として導入した接触確認アプリ「COCOA(ココア)」について、感染者と濃厚接触した可能性を知らせる通信機能を17日以降、順次停止する。河野太郎デジタル相が11日の記者会見で明らかにした。通信機能を削除するアプリの最新版を17日から利用者に配信し、画面の案内に従い、利用者本人に削除手続きをしてもらう。
政府は9月26日から全国一律で感染者の全数把握を簡略化し、高齢者らリスクの高い人に対象を限定した。このためココアは「活用の前提が変わった」(河野氏)として、機能を停止する方針を示していた。