ソフトバンク純損失1290億円 中間期、4~6月から減少

ソフトバンクグループの決算説明会で発言する孫正義会長兼社長=11日午後、東京都港区

 ソフトバンクグループ(SBG)が11日発表した2022年9月中間連結決算は、純損益が1290億円の赤字だった。前年同期は3635億円の黒字。世界的な株価下落を受け、新興企業への投資で評価損が膨らんだ。ただ、出資先の中国IT大手アリババグループの株式放出に伴い、巨額の利益を計上したため、赤字額は4~6月期の3兆円超から減少した。

 SBG本体や「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」などを通じた投資損益は8496億円の赤字だった。傘下のLINEやヤフーの事業拡大が寄与し、売上高は6.7%増の3兆1824億円だった。

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