県警新キャラ「LEDs」誕生 専門生考案、夜間ライト着用訴え

交通安全を呼びかける県警の新しい広報キャラクター「LEDs」

 交通安全を呼びかける岡山県警の新しい広報キャラクター「LEDs」が誕生した。中国デザイン専門学校(岡山市北区船頭町)の学生がコスチュームのデザインから製作まで担当。歩行者に夜間のLED(発光ダイオード)ライト着用などを訴え、事故撲滅を目指す。

 LEDsは黒を基調としたコスチュームと、黒のヘルメットをまとった3人組。信号にちなんだ青、黄、赤のラインで色分けし、それぞれの色に光るLEDの誘導灯を手にする。腰や肩には夜光反射材を着け、歩行者優先ルールを啓発する横断歩道の白線もあしらった。

 県警の依頼を受けた同校ファッションデザイン科の学生が、子どもにも親しみやすい「戦隊ヒーロー」をイメージして考案。動きやすいように伸縮性のある生地を使い、裁断や縫製も手がけた。

 10月中旬、製作した学生5人が県立図書館(同丸の内)で県警の松田秀生交通部長から感謝状を受け取り、LEDsと夜光反射材を来館者に配った。3年難波里咲さん(21)は「事故が一件でも減ればとの思いで製作した。啓発に役立ててほしい」と話した。

 LEDsは秋の交通安全運動(9月)を皮切りに、県警の交通啓発イベントなどで活動している。

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