奈良時代の分銅「権」発見、佐賀 吉野ケ里遺跡の発掘調査で出土

吉野ケ里遺跡から出土した、奈良時代ごろの金属製の分銅「権」=11日午後、佐賀県庁

 佐賀県は11日、吉野ケ里遺跡(吉野ケ里町、神埼市)の発掘調査で、奈良時代(8世紀)ごろの金属製の分銅「権」1点を発見したと発表した。これまで調査が手付かずだった日吉神社跡地で10月に出土した。

 県によると、奈良時代の金属製の権は平城京や大宰府など、地域の拠点と推定される遺跡から出土している。吉野ケ里遺跡周辺にも「郡衙」と呼ばれる行政の拠点があった可能性を高める証拠になるという。

 見つかった権は、青銅製で、高さ約3センチで、重さ約83グラム。税の徴収に使われていた可能性があるという。

 吉野ケ里遺跡では5月から、神社跡地で10年ぶりの発掘調査を始めていた。

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