盗撮の巡査部長を懲戒処分、県警、本人は依願退職

 女子高生のスカート内を盗撮したとして、県警監察官室は22日、捜査2課の男性巡査部長(37)を減給100分の10(6カ月)の懲戒処分にした。巡査部長は同日、依願退職した。

 同室によると、巡査部長は3月16日午後9時55分ごろ、小田急線相模大野駅のエスカレーターで、県立高校1年の女子生徒の下半身をスマートフォンで撮影したとして現行犯逮捕された。

 巡査部長は「昨年12月ごろから数十回盗撮した」と供述。県警は家宅捜索し、別のスマホ1台を押収したが画像が確認できなかったため、捜査を打ち切った。

 同室の花家憲也室長は「捜査結果を踏まえて厳正に処分した。改めて被害者や家族におわびする」などとコメントした。

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