数々の歴史の舞台となった由緒ある神社から望む紅葉【紅葉2022|吉水神社|吉野町】
<見頃予想>11月上旬~11月下旬
春の桜、秋の紅葉で知られる吉野山。
数ある絶景ポイントの中でも、「一目千本(ひとめせんぼん)」と呼ばれる『吉水神社』(吉の字は口の上に土かんむり)の境内からの眺めは有名。
桜の時期の「一目千本」の眺め
「一目千本」とは、一目で千本の桜を眺めることができるという意味で、その名の通り吉水神社の境内からは中千本と上千本の山桜を一望することができる。実際に目前に広がる桜は千本どころではないという。
秋にはその桜が紅葉し、春とはまた違う味わい深い絶景を楽しむことができる。
また、参道や境内を彩る鮮やかなモミジの紅葉も見事。
11月1日(火)~11月30日(水)の期間中、吉水神社参道がライトアップされるので、夕刻過ぎの散策もおすすめだ。
吉水神社参道の紅葉
数々の歴史的逸話とゆかりの宝物も見どころ
吉水神社は元は『吉水院』といい、修験宗の僧坊であったが、南北朝時代の天皇「後醍醐天皇」が南朝の皇居としたことから、明治時代の神仏分離によって神社となった。
また、源義経が静御前と弁慶と共に身を隠したことや、豊臣秀吉がここを本陣とし盛大な花見を行ったことでも知られている。
吉水神社にある書院は、日本住宅建築史上最古の書院として、世界遺産にも登録されている。
建物自体が貴重な文化財でもあるこの書院には、義経や秀吉、後醍醐天皇がここで過ごしたことが肌で感じられる数々の宝物や、そのほか名だたる歴史上の人物ゆかりのたくさんの貴重な文化財が展示されており、なんと撮影自由。歴史好きにはたまらないスポットだ。
この秋は、『吉水神社』で紅葉と歴史のロマンに浸ろう。
吉水神社
- 住所/奈良県吉野郡吉野町吉野山579
- 電話/0746-32-3024
- 営業時間/開門9:00 閉門17:00 ※受付~16:30
- 定休日/無
- 駐車場/有