
【上海共同】中国は12日、南部海南省文昌の発射場から無人宇宙貨物船「天舟5号」を運搬ロケット「長征7号遥6」に搭載して打ち上げた。予定した軌道に乗せることに成功した。国営中央テレビが伝えた。建設を進めている独自の宇宙ステーション「天宮」に物資を運ぶ。
天舟5号は実験用の機器や宇宙飛行士の生活必需品などを積んでいる。
中国は今月上旬、10月末に打ち上げた宇宙実験施設「夢天」を天宮の中核部分にドッキングさせ、ステーションを基本構造の「丁字形」にすることに成功した。
習近平国家主席(共産党総書記)は10月の党大会で「宇宙強国の建設を加速させる」と強調している。