
【ワシントン共同】トランプ前米大統領は11日、昨年1月の議会襲撃の調査を巡り、自身に証言を命じる召喚状を出した下院特別委員会を南部フロリダ州の連邦地裁に提訴した。召喚状が効力を持たないとして証言を拒否する狙いがあるとみられる。米メディアが報じた。
特別委は与党民主党が主導。10月21日、トランプ氏に対し、証言と資料提出を命じる召喚状を出していた。拒否した場合、特別委は議会侮辱罪でトランプ氏を刑事訴追するよう司法省に求める可能性もあった。
トランプ氏の弁護士は提訴の理由に関し、調査対象が議会襲撃にとどまらないと主張した。