からだがよろこぶデリ 「健康とおいしさ両立」試食会で再確認 イチコなど12社が販売

 健康に配慮し、県独自の基準を満たした弁当や総菜「からだがよろこぶデリ」の試食会と商品展示が10日、新潟市中央区の県自治会館で行われた。橋本憲次郎副知事と食の専門家らが出席し、健康とおいしさを両立させた品々に触れた。

参加事業者(奥)たちの説明を聞きながら試食する橋本副知事ら

 県は「健康立県」の実現に向け、県内スーパーマーケットなどと連携して2020(令和2)年度から「からだがよろこぶデリ」の販売を開始した。10月末時点で商品数は49品(主菜12、副菜23、弁当14)、販売店数はイチコ(本社・上越市)など12社・198店舗に上る。
 イチコは本年度から参画し、現在は「自家製てりやきチキン」「揚げ出し豆腐」「野菜たっぷりポテトサラダ」「ぜんまい煮」「自家製煮物盛り合わせ」「竹の子の土佐煮」を店舗販売。新メニューの検討も進めており、小倉彰宏・惣菜センター長は「こうして健康に配慮したものを、ぜひご利用いただきたい」と話す。

イチコが販売している「からだがよろこぶデリ

 試食会には橋本副知事と松本晴樹県福祉保健部長と共に、県立大健康栄養学科教授の村山伸子さん、健康立県にいがたアンバサダーの小池美智子さんが参加。「からだがよろこぶデリ」を味わいながら、販売事業者の説明を受けた。橋本副知事は「12社・198店舗と大きく広がり、49品目と幅広く開発いただいている」と事業者に感謝し、引き続きの協力を求めた。
 松本部長は試食会後の取材で、「『からだがよろこぶデリ』で、(県民が)自然と健康になれることを目指している」「基準を満たすだけではなく、各社の努力でかなりおいしいものを作っていただいている。『おいしいし体に良いもの』を広げていきたい」と力を込めた。
◇県産品当たるキャンペーン
 県は30日まで、抽選で県産品が当たる「からだがよろこぶデリキャンペーン」を実施している。
 対象商品に貼り付けされたシールを集めて専用応募はがきに張って郵送、または商品の写真を撮ってBSNアプリで応募する。
 詳細は県ホームページからアクセスできる公式サイトへ。

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