
一年納めの大相撲九州場所は13日に福岡国際センターで始まる。一人横綱の照ノ富士は10月中旬に受けた両膝手術の影響で2場所連続の休場。2年ぶりの優勝を狙う大関貴景勝、先場所覇者で37歳の小結玉鷲、大関昇進への足固めを狙う関脇若隆景らを軸とした混戦の賜杯レースとなりそうだ。
初日から横綱不在で迎えるのは昨年5月の夏場所以来。九州場所の境川担当部長(元小結両国)は「役力士にどんどん場所を盛り上げてもらいたい。若い力士もいろいろと出てきているので、ベテランと競い合って頑張ってほしい」と期待を寄せ、5度目のかど番で臨む熊本県出身の大関正代の奮起を促した。