敵基地攻撃能力、発動要件を検討 最小限度、先制攻撃禁止

敵基地攻撃能力を巡る政府の検討状況

 政府は、敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有を巡り、発動要件の検討に入った。国際法違反に当たる先制攻撃を禁じるほか、必要最小限度の措置にとどめるとの内容。閣議決定し、歯止めとして内外に明示する方向で調整する。要件は可能な限り簡素化し、攻撃対象も限定せず、曖昧にする考えだ。複数の政府関係者が12日、明らかにした。ただ専守防衛の転換で脅威だと受け止められれば、周辺地域の緊張を招く恐れも否定できず、議論を呼びそうだ。

 政府は北朝鮮や中国の軍事動向を踏まえ、敵基地攻撃能力の保有を検討。自公両党は月内にも本格協議入りする。保有で一致すれば、合意内容を要件に反映させる。

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