東京ガス<9531>、豪州LNGプロジェクトの権益を持つ豪州子会社5社を米投資会社傘下企業に譲渡

東京ガス本社(東京・海岸)

東京ガスは、オーストラリアで権益を持つ5つのLNG(液化天然ガス)プロジェクトのうち、4プロジェクト・5社の株式を米投資会社EIG Global Energy Partners, LLC(ワシントンDC)の傘下企業に譲渡することを決めた。成長領域への原資配分のため、資産構成の見直しを行うことにした。今回の譲渡に伴うLNG調達への影響はないとしている。譲渡価額は明らかにしていないが、数千億円規模と見られている。譲渡予定は2023年3月。

東京ガスは2003年以降、オーストラリアで5件のLNGプロジェクトに参画し、LNG上流権益の保有を拡大してきた。今回、ダーウィンLNGプロジェクトを除き、4プロジェクトを手放すことにした。

具体的には、今回対象の4プロジェクトに関わる5社を傘下に持つ東京ガス現地持ち株会社Tokyo Gas Australia 1 Pty Ltdの全株式を譲渡する。譲渡先はEIG Global Energy Partnersのオーストラリア現地法人MidOcean Energy Holdings Pty Ltd。

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