<レスリング>【2022年世界選手権・レビュー(29)】男子フリースタイル97kg級/優勝選手・表彰式・闘いのあと

 

(2022年9月10~18日、セルビア・ベオグラード)


【男子フリースタイル97kg級・優勝】
カイル・スナイダー(Snyder, Kyle Frederick=米国)

(UWWサイトより)

(UWWサイトより)

 1995年11月20日生まれ、26歳。5歳からレスリングを始める。2013年世界ジュニア選手権優勝に始まり、2015年パンアメリカン大会優勝など実績を残し、同年の世界選手権97kg級でも優勝。19歳9ヶ月での世界チャンピオンは、今年の世界選手権で女子72kg級のアミト・エロル(18歳8ヶ月)に更新されるまで米国史上最年少。男子では依然として最年少になる。

 2016年リオデジャネイロ・オリンピックで見事に優勝し、米国史上最年少のオリンピック・チャンピオンに輝いた。2017年世界選手権はオリンピック86kg級王者アブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)とのオリンピック王者決戦に勝ち、オリンピックを含めて3度目の世界一に輝いた。その後はサデュラエフらの壁があり、東京オリンピックを含めて世界一に見離されたが、今大会で5年ぶりに世界の頂点に立った。

 ■カイル・スナイダーの話「2017年以来の世界一です。私にとって、とても長い時間でした。負けるのは嫌です。再び表彰台の一番高いところに上がることができて、とても感謝しています。長くレスリングできるのは素晴らしいことです。私はいいチームの中で、いいコーチングスタッフがいます。彼らは私が何に集中する必要があるかを知っています。多くの人が私を助けてくれました。世界のトップに戻ることができ、すべてのコーチとすべてのトレーニングパートナーに感謝しています」

《1回戦~決勝の成績》resultトーナメント表
決 勝 ○[6-0]Tsakulov, Batyrbek(スロバキア)
準決勝 ○[4-1]Mohammadhossein Askari MOHAMMADIAN(イラン)
3回戦 ○[Tフォール、2:47=10-0]Magomedov, Magomedkhan(アゼルバイジャン)
2回戦 ○[4-1]Zbigniew Mateusz BARANOWSKI(ポーランド)
1回戦  BYE


【表彰式】

(UWWサイトより)

[2]Tsakulov, Batyrbek(スロバキア)
[3]Matcharashvili, Givi(ジョージア)
[3]Magomedov, Magomedkhan(アゼルバイジャン)


【決勝・動画】
Snyder, Kyle Frederick(米国)○[6-0]●Tsakulov, Batyrbek(スロバキア)

 

 

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