「ドゥジン」知ってる?愛好家15人が着用、琉球の歴史学ぶ撮影会 沖縄・読谷

 【読谷】琉球王国時代に士族女性が礼装の際に着用した琉球独特の衣装・ドゥジン(胴衣)を、参加者が着用し琉球の歴史や文化を学ぶ「ゆらドゥジンパーティー」が10月9日、読谷村の世界遺産・座喜味城跡周辺で開かれた。ドゥジンの縫い方や歴史などをまとめた冊子を出版した沖縄の民具雑貨店「りゅう」オーナーの古川順子さんが主催で、ドゥジン作家の砂川恵子さんや愛好家15人が参加した。

 参加者らはユンタンザミュージアムの伊波寛館長や読谷山花織事業協同組合の又吉弘子理事長から講話を聞いた後、座喜味城跡で撮影会を行った。

 

 北中城村から赤ちゃんを連れて参加した女性(38)は「子ども用の産着ドゥジンを作り、親子で参加した。着やすく動きやすく魔よけの意味もあるマブヤーウー(背守り)も付けた産着を着せて親子で楽しんだ」と話した。

 主催した古川さんは「4カ月のベビーから82歳の先輩まで楽しいひとときを持てたことに感謝。今後も新しい琉装を皆さんと楽しんでいきたい」と述べた。

(喜納高宏通信員)

© 株式会社琉球新報社