芥川賞作家・開高健と茅ケ崎 来年1月催し、竹中直人さんも登場

イベントのPRをする(左から)ドリアン助川さん、桐野夏生さんら=茅ケ崎市役所

 茅ケ崎市ゆかりの芥川賞作家・開高健に焦点を当てた催し「ふるさとと文学2022~開高健の茅ケ崎」が来年1月7日、同市民文化会館で開かれる。開高健記念会の主催。

 大阪生まれの開高は寿屋(現サントリー)勤務などを経て1974(昭和49)年に茅ケ崎市に移住、89年12月に亡くなるまで同市を拠点に活動を展開した。

 イベントは「ふるさとと文学」と銘打ち、日本ペンクラブ(東京都)が年に1度全国で企画しているもの。作家や作品と土地の結び付きに着目し、現代の視点を踏まえ、最先端の映像や音楽や朗読でライブステージに仕立てるという。今回の朗読劇は作家のドリアン助川さんが脚本を書き、俳優の中村敦夫さんと竹中直人さんが朗読を担当する。

 同クラブの桐野夏生会長は「地元の作家について知る機会にしてほしい」と来場を呼びかけている。

 入場無料だが、事前の申し込みが必要。参加希望者は11月30日までに市文化生涯学習課に往復はがきで申し込む。問い合わせは、同課電話0467(82)1111。

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