JR四国、鉄道事業の赤字減少 コロナ影響和らぎ利用増

記者会見するJR四国の西牧世博社長=14日午前、高松市

 JR四国は14日、2022年9月中間連結決算を発表した。鉄道事業の営業損益は87億円の赤字(前年同期は107億円の赤字)だった。鉄道運輸収入は前年同期比で25億円増え83億円となったが、19年度比では約7割の水準。新型コロナウイルスの影響が和らぎ利用客は戻りつつあるが、コロナ禍前に比べると依然厳しい状況が続いている。

 ホテル業や建設業を含めたグループ全体の連結でみると、売上高に当たる営業収益は45.1%増の188億円。純利益は82.3%減の1億円だった。経営安定基金の運用益などで鉄道事業の赤字を穴埋めした。

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