【メディパルHD】ファンドと共同で日医工支援のJSDに出資

【2022.11.14配信】メディパルホールディングス は11月14日、日医工に総額200億円の出資を検討しているJSD(合同会社ジェイ・エス・ディー)に対して、JWP(株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズ)のファンドと共同で匿名組合出資を行うと公表した。JSDはJWPが管理・運営する合同会社。

メディパルホールディングスは、2021年8月に日医工株式会社との間で資本業務提携契約を締結。以降、日医工との間で計画発注/計画生産等の業務提携を進めてきた。

今回、産業競争力強化法に基づく特定認証紛争解決手続(事業再生ADR手続)を申請した日医工が実施したスポンサー探索において日医工に対するスポンサー支援に係る提案を行ったJWPより、日医工が再生を果たすためにはメディパルホールディングスとの更なる連携が重要であるとの理由から、日医工に対して総額200億円の出資を検討しているJSDに対して、JWPが管理・運営する投資ファンド(JWPファンド)と共同で匿名組合出資を行うことの打診を受けたとする。

メディパルホールディングスは、JWPからの打診を受け、JSDに対し、匿名組合出資を行い、またJWPによる日医工の再生支援に協力することが、医薬品生産流通モデルの実現及びメディパルホールディングスの持続的な企業価値の向上に繋がると判断し、JSDに対してJWPファンドと共同で匿名組合出資を行うこととしたとする。

日医工は、2023年3月頃に、JSDを割当先とする払込金額の総額200億円の第三者割当による普通株式の発行を予定しているが、本第三者割当増資の実行前に、合同会社ジェイ・エス・アイ(JWPファンドが出資する合同会社)及びメディパルホールディングスが、JSDに対し、ジェイ・エス・アイにつき80%、メディパルホールディングスにつき20%の出資割合で、それぞれ匿名組合出資を行うことを予定している。

なお、本第三者割当増資に関する日医工とJSDとの間のスポンサー契約においては、日医工による本第三者割当増資に係る金融商品取引法に基づく届出の効力発生、日医工の事業再生ADR手続において日医工が策定する事業再生計画案が全対象債権者の合意により成立すること、日医工の株主総会において本第三者割当増資に係る議案が承認されること、本第三者割当増資の実行について必要とされる各国の競争当局の企業結合に関する届出許可等、各国の関係当局の許認可等が得られること等が本第三者割当増資実行の条件とされており、メディパルホールディングスによるJSDに対する匿名組合出資は、当該本第三者割当増資に係る条件が充足されることが確実であると合理的に判断されることを条件に実行されることになる。

匿名組合出資を行うJSDの概要は以下の通り。
(1) 名 称 合同会社ジェイ・エス・ディー
(2) 所 在 地 東京都新宿区下宮比町1番4号
(3) 代表者の役職・氏名 代表社員 一般社団法人ジェイ・エイチ・エイチ 職務執行者 神永 信吾
(4) 事 業 内 容 有価証券の保有、管理及び売買
(5) 資 本 金 30 万円
(6) 設 立 年 月 日 2022年5月12日
(7) 主たる持分保有者及びその持分比率
一般社団法人ジェイ・エイチ・エイチ 100.00%
(8) 当事者間の関係 資本関係 該当事項はない。人的関係 該当事項はない。取引関係 該当事項はない。関連当事者への該当状況 該当事項はない。

スケジュールは以下の通り。
・取締役会決議日 2022年11月14日
・匿名組合出資契約締結日 2022年11月14日
・匿名組合出資の払込日 2023年3月頃(予定)

今期の業績に与える影響はないとしている。

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