円上昇、一時138円台 米利上げ鈍化の思惑強まる

 週明け14日の東京外国為替市場の円相場は、前週末と比べて円高が進み、一時1ドル=138円台後半を付けた。市場では、前週発表された米消費者物価指数が市場予想を下回ったことなどから米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが鈍化するとの思惑が強まっている。

 午後5時現在は前週末比1円69銭円高ドル安の1ドル=139円49~52銭。ユーロは55銭円高ユーロ安の1ユーロ=144円07~11銭。

 米国の物価上昇が鈍ったことで、外国為替市場では日本時間10日夕からの1日で7円以上も円高が進んだ。14日の東京市場でもその流れを受けて円が買われドルが売られた。

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