神奈川県警、交通管制の一部機能せず 渋滞緩和のため、手動で信号機操作も 本部庁舎の電源が落ちシステム障害

渋滞が続く横浜市栄区の県道23号「神奈中車庫前」交差点付近=14日午後4時15分ごろ

 神奈川県警は14日、本部庁舎の受変電設備の点検中に庁舎の電源が一時的に落ちシステム障害が発生し、影響で渋滞を緩和させる交通管制システムが機能しなくなったと発表した。横浜市港南区や栄区など一部で交通量に応じた信号の秒示の調整ができなくなり、渋滞が起きやすくなった。他のエリアの制御には問題がなく、交通トラブルなどはなかった。

 県警によると、13日午後3時40分ごろ管制システムに不具合が生じた。JR港南台駅や洋光台駅の周辺など43カ所の信号機で渋滞対策の機能が働かなくなった。14日朝から交差点に警察官を派遣したり、手動で信号機を操作したりした。同午後0時20分ごろには復旧した。

 また、県内の運転免許証の情報を管理するシステムにも一部通信障害が起きたが、14日午前7時半までに復旧した。

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