任期満了に伴う神奈川県二宮町長選と同町議選(定数14)は15日、告示される。投開票は20日。
町長選はいずれも無所属で、3選を目指す現職の村田邦子氏(65)と、15日付で町議を自動失職する見込みの前町長、坂本孝也氏(78)、新人で社会福祉法人理事の三枝公一氏(55)=出馬表明順=の3人が立候補を予定している。
村田氏は町役場新庁舎整備など公共施設再編事業の推進をはじめ、給食費無償化とオーガニック給食実施や災害時における高齢者・障害者の個別避難計画の作成、行政手続きのデジタル化などを公約に掲げる。
坂本氏は新庁舎計画に反対。一体型の小中一貫教育推進の一環として、東京大学果樹園跡地(同町中里)に学校を新設して集約する考えを示し、子育て世帯の経済的負担軽減策や給食費無償化なども訴える。
三枝氏は要介護高齢者の在宅生活を支える定期巡回・随時対応型訪問介護看護の整備、給食費無償化などを構想。新庁舎計画の対案として既存公共施設などに行政機能を移転する考えで、保育人材確保も目指す。
町議選は現職10人と新人5人が立候補を予定している。