COP27で都の環境政策発表、Z世代が小池知事に要望「先進国と途上国の架け橋に」

TOKYO MX(地上波9ch)朝の報道・情報生番組「堀潤モーニングFLAG」(毎週月~金曜7:00~)。11月10日(木)放送の「FLAG NEWS」のコーナーでは、COP27で発表された“都の環境政策”、さらには“小池知事の役割”について取り上げました。

◆小池知事がCOP27で発表した都の環境政策とは?

エジプトで開催されている気候変動対策の国連会議「COP27」の会合に参加した東京都の小池知事は、都の環境政策について発言。小池知事は各国の首脳らを前に、2030年の温室効果ガス排出量を2000年の半分に減らす"カーボンハーフ”の目標を実現すると強調。

そして、再生可能エネルギーで発電した電力で作る「グリーン水素」を海外から受け入れるために、都の臨海部にパイプラインを設置する考えを示しました。

また、新築住宅に太陽光パネル設置を原則義務付ける制度や、東京オリンピック・パラリンピック選手村跡地への水素ステーションの設置などの取り組みを報告しました。

◆都の環境政策に、Z世代&番組視聴者の意見は?

アフリカの紛争問題を研究する東大院生の阿部将貴さんによると、今回の「COP27」は宣言がまとまらず、会期が延長。その理由は先進国と途上国の対立だとし、阿部さんは「途上国の代表などは先進国に対し、気候変動の影響を受けるため『補償しろ』と言っている。しかし、当然先進国はそれを受け入れられない」と現状を解説します。

そこで阿部さんが求めるのは、小池知事による先進国と途上国の橋渡し。「過去に環境大臣や中東・アフリカ地域での経験もあるので、小池知事には都の主体的な政策を発表するだけでなく、ぜひ先進国と途上国の対立を解消する架け橋になってほしい」と切望。

また、番組Twitterの「スペース機能」に参加していた視聴者からは、小池知事の政策に関する意見として「太陽光パネルの原則義務化ということだが、シンプルに考えて負担が大きい。購入にはコストがかかるし、メンテナンスなどによるランニングコストもかかる。東京都がそうしたことをどこまで考え、どのように話を進めているのか気になる」と懸念の声が。これを受け、キャスターの堀潤は「その辺りも含めて、議会で闊達に詰めていただけるといいですよね」とさらなる進展を望んでいました。

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<番組概要>
番組名:堀潤モーニングFLAG
放送日時:毎週月~金曜 7:00~8:00 「エムキャス」でも同時配信
キャスター:堀潤(ジャーナリスト)、田中陽南(TOKYO MX)
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/variety/morning_flag/
番組Twitter:@morning_flag

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