
斉藤鉄夫国土交通相は15日の記者会見で、国際クルーズ船の受け入れを再開させると表明した。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で発生した新型コロナウイルスの集団感染で2020年3月以降停止していたが、業界団体が感染拡大の予防指針を作成するなど準備が整ったと判断した。今後、クルーズ船会社が寄港先の自治体などと受け入れ協議を行い、合意を得た地域から順次再開される見通しだ。
訪日客の回復につながる可能性がある一方で、感染対策の徹底が課題になる。
指針では、95%以上の乗客に2回のワクチン接種、全ての乗組員に3回接種を求めると明記した。