根本宗子がオリジナル脚本・演出を手がけ、 高畑充希が主演する舞台『宝飾時計』のテーマ曲を、 椎名林檎が手掛けることが明らかになった。 舞台は来年1月~2月に東京・大阪・鳥栖・愛知・長野(上田)にて上演される。 楽曲は舞台の上演に先駆け、 11月16日にワーナーミュージック・ジャパンよりリリース予定。
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舞台『宝飾時計』で高畑が演じる主人公は、 子供の頃から「女優」として生きてきて30歳を迎え、 自分の人生に迷う日々を送っているという役柄。 共演には成田凌、 小池栄子、 伊藤万理華ら豪華俳優陣が名を連ねる。 登場人物それぞれの人生を描いた、 至極の新作舞台。
椎名林檎の書き下ろした楽曲「青春の続き」は劇中、 主人公の人生にとって大きな意味をもつ曲として歌われる。 この曲に込められた切なる思いを、 劇場で感じ取っていただきたい。 高畑はかねてより “いつか椎名林檎に自身の出演舞台の楽曲を書き下ろしてほしい”と望んでおり、 根本宗子のはからいで今回、 ようやく叶えられた。 高畑の、 子供とも大人ともつかない繊細な声でこそ出来上がった一曲。
楽曲タイトル「青春の続き」 11月16日(水)デジタルリリース
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テーマ曲:「青春の続き」/高畑充希 作詞作編曲:椎名林檎
ワーナーミュージック・ジャパンHP: https://wmg.jp/takahatamitsuki/
高畑充希より
林檎さんに曲を書いていただく、 という夢のような経験をするのは、 人生で2度目です。
7年前、 「人生は夢だらけ」という曲をいただいた時、 私の目の前に広がる人生は本当に夢だらけに思えて、 口から林檎さんの書かれた歌詞がスルスルと飛び出して、 歌う度に心が踊りました。
そして今回、 「青春の続き」で、 人生への期待や俯瞰、 諦めや熱望を歌った時、 それがストンと自分の中に落ちていって、 そんな自分に驚きました。 私の人生も少しずつ進んでいるんだな、 と思いました。 節目節目で林檎さんの楽曲に出会える私は、 本当に幸せ者だな、 とも思いました。
楽曲をいただいたのはある日の朝でしたが、
あまりの素晴らしさと、 根本さんが書かれた台本との重なりに感激してしまって、 お2人の才能の絡まりに立ち会えた気がして、 ひとりでひっそり泣きました。
その日根本さんにお会いしたのでその話を打ち明けると、 根本さんも「私も今朝泣きました」と言いました。 沢山の方のお耳に届きます様に。
椎名林檎より
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テキスト
『青春に続きがあるなんて』
「高畑充希氏に曲を書かせてもらいたいからよろしく」と、 私は事務所へも亭主へも、 度々釘を刺していた。 ほどなく私を喜ばせたのは、 児玉裕一のほうだった。 かんぽ生命『人生は夢だらけ』の話である。 充希氏のあの澄み渡った少年のような潔さはどうだ。 好き、 大好き。 そもそも顔がいい。 声がいい。 なにもかもかわいい!今回は、 しっとりと大人になってきた彼女への書き下ろし。 根本宗子氏の言葉により、 きっとその湿度や質感は、 生々しく表してもらえることだろう。 さて私はどこから斬り込もうか。 結局私の愛する充希氏の魅力を満ち満ちと詰め込もうとし、 やっとでジッパーを閉められたものの破裂しそうになっているリモワみたくなっちゃった。 どうもありがとうございました。
根本宗子より
『宝飾時計』は自分のためではなく、 他者のために生きることに命を燃やす少女の物語を描きました。 劇作家としても女性としてもまだまだ未熟なわたしの描いた言葉散らかる物語に林檎さんがくださった楽曲は物語を越え、 今までとこれからを抱きしめてくださるメロディと歌詞でした。 今回のお稽古から本番までの期間はもちろん、 わたしはこれからの人生で苦しい時、 迷った時、 この楽曲を数えきれないほど聴いて夜を越えることと思います。 充希さんの歌う「青春の続き」本当に素晴らしいです。 充希さんと林檎さんのコラボレーションなんて、 誰よりもわたしが楽しみでした。 この楽曲が聴ける演劇、 そんなの誰よりもわたしが観たいです。 その演劇を創るのが自分だなんて。 幸せと緊張でどうにかなってしまいそうです。
あらすじ
主人公のゆりか(高畑充希)は子役から女優として活躍しているが、 驚くほど業界に染まれていない。 30歳を迎え、 同級生たちが次々と結婚し子供を産んでいく中、 「私は何のためにこんなことをやっているのだろう」と自分の存在の意味を見つけられずにいた。 そんな彼女の心を日々支えているのはマネージャーの大小路(成田凌)。 ある日ゆりかのもとに「21年前にやったミュージカルの記念公演のカーテンコールで、 テーマ曲を歌ってくれないか?」という依頼が飛び込んでくる。 それは彼女の原点となった舞台だった。 大小路に説得され仕事を引き受けたゆりか。 現場で、 当時一緒にトリプルキャストとして主演を務めていた真理恵(小池栄子)と杏香(伊藤万理華)と再会する。 自分の人生を肯定したい3人は、 他者を否定することでなんとか自分を保っていた。 その会話は21年前も今も変わらない。
過去と現在を行き来しながらゆりかは自分の人生を振り返り、 孤独に押しつぶされそうになる。 日々増える無力感の中、 ゆりかは自分の人生の肯定の仕方を考え始め・・・。
概要
東京公演
期間:2023年1月9日(月・祝)~1月29日(日)
会場:東京芸術劇場プレイハウス
主催:ホリプロ/博報堂DYメディアパートナーズ
共催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
企画制作:ホリプロ
大阪公演
期間:2023年2月2日(木)~6日(月)
会場:森ノ宮ピロティホール
主催:キョードーマネージメントシステムズ
お問合せ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日・土 11:00~16:00)
https://kyodo-osaka.co.jp/search/detail/4996
鳥栖公演
期間:2023年2月10日(金)~12日(日)
会場:鳥栖市民文化会館大ホール
主催:九州朝日放送/インプレサリオ/鳥栖市/鳥栖市文化事業協会
後援:鳥栖市教育委員会
お問合せ:インプレサリオ info@impresario-ent.co.jp(092-985-8955)
愛知公演
期間:2023年 2月17日(金)~19日(日)
会場:東海市芸術劇場 大ホール
主催:中京テレビ放送
お問合せ:中京テレビクリエイション TEL:052-588-4477(平日11:00~17:00)
長野公演(上田)
期間:2023年 2月25日(土)、 26日(日)
会場:サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール
主催:上田市(上田市交流文化芸術センター)/上田市教育委員会/NBS長野放送
お問合せ:上田市交流文化芸術センター 0268-27-2000(休館日を除く9:00~19:00)
https://www.santomyuze.com/
NBS長野放送長野放送事業部 026-227-3000(平日10時~17時)
スタッフ
作・演出:根本宗子
美術:池田ともゆき
照明:佐藤 啓
音響:藤森直樹
衣裳:神田恵介(keisuke kanda)
ヘアメイク:二宮ミハル
演出助手:相田剛志
舞台監督:幸光順平、 鈴木 拓
テーマ曲:「青春の続き」/高畑充希 作詞作編曲:椎名林檎
宣伝衣裳:神田恵介(keisuke kanda)
衣裳協力:DOUBLE MAISON(やまと) familiar BEAMS
キャスト
高畑充希
成田凌
小池栄子
伊藤万理華
池津祥子
後藤剛範
小日向星一
八十田勇一
公式サイト:https://horipro-stage.jp/stage/houshokudokei2023/
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