県警サイバー人材育成強化を 九州管区内の公安委員 長崎で連絡会議

サイバー部門の人的基盤強化の重要性を確認した連絡会議=長崎市筑後町、セントヒル長崎

 九州管区内の公安委員会連絡会議が14日、長崎市内であり、九州8県の公安委員ら計30人が各県警のサイバー部門の人的基盤強化策について情報共有し、その重要性を確認した。
 冒頭を除き非公開。国家公安委員会の小田尚委員らが冒頭にあいさつした。九州管区警察局の大塚尚局長は「サイバー空間における脅威は極めて深刻」として、警察庁が本年度、サイバー犯罪に対処するためサイバー警察局を新設したことなどを報告した。
 同管区警察局によると、各県の委員がサイバー部門の人材確保や育成の取り組みを説明。本県の委員からは、情報セキュリティーを専門的に学び、サイバー犯罪の捜査力を向上させるため、県警が県立大大学院に警察官を派遣したなどの報告があったという。
 同会議は毎年春に福岡県で、秋は残り7県の持ち回りで開いており、本県での開催は2014年以来、8年ぶり。県公安委員会の瀬戸牧子委員長が議長を務めた。


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