<レスリング>2023年世界選手権はセルビア・ベオグラードで開催

 世界レスリング連盟(UWW)は11月14日、2024年パリ・オリンピックの第1次予選となる来年の世界選手権を、今年と同じセルビア・ベオグラードで開催することを発表した。期日は発表されていない。ロシア・クラスノヤルスクで予定されていたが、ロシアのウクライナ侵攻に対する国際オリンピック委員会(IOC)の制裁で開催できなくなったため、代替地を探していた。

 14日に開催されたビューロー会議では、全員一致でベオグラードに決めたという。利益相反になるため、ネナド・ラロビッチ会長(セルビア)と、トルコ、アゼルバイジャンの理事は投票に参加しなかったとのことで、他にイスタンブールとバクーが候補だったもよう。

 期日は、当初9月16日(土)~24日(日)が予定されていたが、1年遅れのアジア大会が9月23日(土)から始まることになったため(レスリング競技の日程は未発表)、時期をずらす可能性があるという。

 同選手権では、各階級5位までの5選手(3位決定戦で負けた2選手が5位決定戦を実施)がパリ・オリンピックの出場枠を得る。

 

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