若い世代に長崎暮らしの魅力発信 「つるみなとポータルサイト」公開

「つるみなとポータルサイト」のスマートフォン表示画面

 若い世代に向けて長崎市への移住、定住を促すための暮らしや住まいの情報を発信する新しいウェブサイト「つるみなとポータルサイト」がオープンした。市内の移住者らのライフスタイルを紹介する記事や3Dデータを使った物件情報で、若年層や子育て世帯、移住希望者に向けて長崎の魅力をPRする。
 対馬市でケーブルテレビ事業や、長崎市でIT人材養成学校を運営する情報通信業コミュニティメディア(米田利己代表)が制作。「若い世代に選ばれる魅力的なまち」を掲げた市の「住みよかプロジェクト」の認定も受けている。
 サイトは▽移住者▽ファミリー▽若者-のカテゴリー別に記事と物件情報を掲載している。記事は「つるみなとマガジン」と題し、市内の移住者やUターン者にインタビューし、経歴や仕事、長崎での暮らしについてコラム形式で紹介。外海地区でパン店を営む中野照巳さん、朋子さん夫妻や東京からUターンし、現在は「長崎のもざき恐竜パーク」の館長を務める安達考紀さんら6組を取り上げている。
 物件情報は、プロジェクト認定の不動産業者などが扱う住宅を3Dデータで提供。画面上で、部屋の間取りや内装を立体的に確認できる。
 コミュニティメディアの米田伊織専務は「今後は外国語対応やSNS(交流サイト)との連携などで機能を広げていきたい」と話した。


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