最新の“V字型シグネチャー”フェイスに変貌を遂げた『シトロエンC5エアクロスSUV』が登場

 シトロエン独自のサスペンションシステム“プログレッシブ・ハイドローリック・クッション(PHC)”やアドバンストコンフォートシートにより、コンベンショナルな機械式ダンパーでありながら、ハイドロ時代のような「魔法の絨毯の様な乗り心地」を実現した『C5 AIRCROSS SUV(C5エアクロスSUV)』が、最新デザインコードによりV字型シグネチャーライトを採用する新世代フェイスに変貌を遂げて登場。ガソリン、ディーゼル、PHEVのラインアップを維持し、11月1日より発売開始となっている。

 ブランド創業100周年を迎えた2019年に登場し、シトロエン初のSUVとして新時代を切り拓いた同車は、前述の新世代テクノロジーを軸としたCitroën Advanced Comfortプログラムによって、快適性を前面に打ち出したモデルとされた。

 その『C5 AIRCROSS SUV』に施された今回の改良では、登場時より丸みを帯びていたフロントフェイスを、より直線的でモダンなデザインへと変更。中央には独立タイプのダブルシェブロンを配置し、その左右に向けてはピアノの鍵盤を思わせる縦型クロームのドットが走り、ヘッドライト内部の上下にのびるデイタイムランニングライトへと繋がる処理へと刷新した。

 フロントバンパー下部にあるエアインテークのグリッドは、シトロエンの象徴であるダブルシェブロンをモチーフとし、ボトムにはスキッドプレート風の装飾を追加。同時にV字シェイプのシグネチャーライトを取り入れてさらに精悍さを増したフェイスに変貌を遂げた。

 また、サイドのエアスクープとボディサイドのエアバンプにはアクセントカラーを設定し、リヤのLEDライトクラスターは3D効果が際立つ立体感を強調するデザインに。ルーフはブラックのルーフレールと一体となるようなバイトーンとし、18インチアルミホイールもダイアモンドカットを施した新しいデザインとするなど、新世代シトロエン・ファミリーの一員であることを一層明確にする造形となった。

 全長4500mm、全幅1850mm、全高1710mmというCセグメントSUVとしてゆとりのあるサイズを基本に、インテリアでも上質と快適性を追求した室内空間が広がり、全座席に快適な座り心地をもたらすシトロエン独自のアドバンストコンフォートシートを採用。ベースに低反発効果のある高密度ウレタンを用い、表層部に15mmの厚さでやわらかなスポンジを挟む手法が用いられ、高密度フォームと厚みのある構造が生み出す姿勢保持とダイナミックなコンフォート性能は、長距離ドライブの疲労を軽減する。

サイドのエアスクープとボディサイドのエアバンプにはアクセントカラーを設定し、リヤのLEDライトクラスターは3D効果が際立つ立体感を強調するデザインに
左右に向けてはピアノの鍵盤を思わせる縦型クロームのドットが走り、ヘッドライト内部の上下にのびるデイタイムランニングライトへと繋がる処理へと刷新した

■ガソリン、ディーゼル、PHEVをラインアップ

 さらにフロントシートヒーターや、シートバックに内蔵された8つのエアサポートで長距離ドライブを快適にする“運転席マルチランバーサポート”を採用して快適性を高めるとともに、独立3座となる後席も全シートが同じ座面幅となり、それぞれにリクライニング機能と150mmの前後スライド機能を備え、好みに応じた調整を可能とする。

 そのほか全グレード共通の仕様として、ブラックダッシュボードおよびドアアームレストのステッチがブルーとなり、センターコンソールにはコンパクトなシフトセレクターとドライブモードセレクターを採用したことで小物入れの容量が拡大。利便性がさらに向上させつつ、足元のペダル類はアルミ仕様で仕上げるなど質感の向上も果たしている。

 その室内空間をしっかりと支える脚元には、シトロエン独自のハイドロニューマチックサスペンションの流れを汲む最新システム、プログレッシブ・ハイドローリック・クッション (PHC) を全車に標準装備。

 ショックアブソーバー内にセカンダリーダンパーを組みこむことで、従来のシステムでは吸収しきれなかったショックを抑制し、ゆったりとした豊かで快適な乗り心地を実現している。

 パワートレインには、前述のとおり1.6リッター直列4気筒直噴ターボのガソリン(180PS/250Nm)や同2リッターのディーゼル(177PS/400Nm)、そして最高出力110PS、最大トルク320Nmを発揮する電動モーターと容量13.2kWhのリチウムイオンバッテリーを備えるプラグインハイブリッド(システム総合225PS/360Nm)を設定。

 EV走行可能距離は65kmと、平均的なユーザーの1日あたりの走行距離をカバーしつつ、満充電時間の目安は普通充電器(200V 3kW)で約5時間、ウォールボックスタイプの普通充電器(200V 6kW)で約2.5時間と、電費を気にすることなく長距離走行を楽しめる。

 そのほか、高速走行や渋滞走行時の疲労やストレスを大幅に軽減するADAS(先進運転支援システム)や、FFの軽さを活かしトラクションを制御し、SUVらしい悪路走破性能を実現するアドバンストグリップコントロールなども搭載し、価格は487万9000~637万6000円(税込)となっている。

全座席に快適な座り心地をもたらすシトロエン独自のアドバンストコンフォートシートを採用する
独立3座となる後席も全シートが同じ座面幅となり、それぞれにリクライニング機能と150mmの前後スライド機能を備え、好みに応じた調整を可能とする

シトロエン コール TEL:0120-55-4106
シトロエンC5エアクロスSUV車輌情報:https://web.citroen.jp/new-c5-aircross/

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