
「ヒポクラテスたち」などの作品で知られる映画監督大森一樹(おおもり・かずき)さんが12日午前11時28分、急性骨髄性白血病のため兵庫県西宮市の病院で死去した。70歳。大阪市出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は妻聖子(せいこ)さん。後日「お別れの会」を開く予定。
1978年「オレンジロード急行」で映画監督デビュー。その後、「ヒポクラテスたち」など話題作を発表。阪神大震災の復興事業として「明るくなるまでこの恋を」を自主製作した。
代表作に「風の歌を聴け」「トットチャンネル」など。「ゴジラ」シリーズからシリアスに現代を捉えた作品まで幅広く監督した。