2019年、熊本市の中1男子生徒が自殺し、市の第三者委員会が小学6年時の担任教諭による不適切指導で生徒が抑うつを発症した可能性を指摘した問題を巡り、教諭が前年、生徒の同級生だった男子児童への暴行疑いで書類送検され、起訴猶予処分となっていたことが15日、分かった。
男子児童の保護者らによると、担任教諭は18年4月、児童の胸ぐらを引っ張り、用具箱に打ちつけるなどしたという。保護者は被害届を県警に提出した。
熊本区検は18年9月に教諭を不起訴(起訴猶予)とした。保護者は検察審査会に申し立てたが、昨年4月に「不起訴相当」議決となった。