
【台中共同】台湾国防部は15日、中部・台中市にある軍事技術開発の拠点「中山科学研究院」で、開発中の軍用無人機(ドローン)などを内外メディアに公開した。蔡英文政権はロシアのウクライナ侵攻を巡り無人機が多用されていることを重視。中国の台湾侵攻に対抗するため開発、生産を急いでいる。
同院は台湾軍の要請で4種類の無人機を開発してきた。開発中の大型無人機「騰雲」は滞空時間が最長約20時間で、衛星や地上基地が誘導し飛行範囲は半径約1100キロ。来年にも最終テストを行い、空軍に引き渡す計画だ。残りは1機種が既に海軍に配備され、陸軍向けの2機種は量産段階にあるという。