サムスン、高速ポータブルSSD「Samsung Portable SSD T7 Shield」の放送局向け専用ケースモデル発売

日本サムスン株式会社の販売特約店であるITGマーケティング株式会社は、放送局向けに専用クリアケースにUSB 3.2 Gen 2(10Gbps)インターフェース対応の「Samsung Portable SSD T7 Shield」を収納したモデルを2022年11月中旬に発売する。ラインナップは1TB(ブルー)と2TB(ブラック)の2種類。希望小売価格はいずれもオープン。

4K8K動画コンテンツの普及に伴い、高解像度映像の撮影や編集、受け渡しにおいて、データの大容量化が進んでおり、HDD(ハードディスクドライブ)よりも高速なデータ転送が可能なSSD(ソリッドステートドライブ)の需要が拡大している。同製品は、放送局やポストプロダクションで撮影・編集した映像コンテンツの保管や受け渡しがしやすいように、コンパクトな専用ケースに「Samsung Portable SSD T7 Shield」(以下:T7 Shield)のSSD本体と接続ケーブル(USB 3.2 Type-C to Aケーブル/ USB 3.2 Type-C to Cケーブル)を収納したモデルだ。

USB 3.2 Gen 2インターフェースを採用し、NVMe SSDを搭載した「T7 Shield」は、読み出し最大1,050MB/s、書き込み最大1,000MB/sの高速なシーケンシャル性能を実現する。ラバー素材の外装は熱を制御して、大容量ファイルの転送でも安定したパフォーマンスを維持するという。「Samsung Portable SSD T5」を採用した前モデルより、SSDの転送速度が公称値で約1.9倍向上しており、実測のデータ転送時間においては約32%短縮する。

T7 Shieldは、IP65準拠で水や粉塵に対する耐性を持ちつつ、外側を耐衝撃性に優れたエラストマーで覆うことにより、3メートルの落下にも耐えうる耐久性を備えている。また、3年の限定保証が付いている。

T7 Shieldは、パスワード設定によるAES 256ビットハードウェア暗号化機能を搭載している。T7 Shieldにプリインストールされている「SamsungポータブルSSDソフトウェア 1.0」で、セキュリティ設定やデバイスのファームウェアとソフトウェアをアップデートできる。

また、Samsung SSD管理ツール「Samsung Magicianソフトウェア」では、セキュリティ設定やファームウェアのアップデートに加えて、ドライブの健康状態、温度、データ使用容量の可視化が可能だ。

製品仕様

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