「通学の足に欠かせない」JR陸羽東線の存続に向け宮城・大崎市で地域懇談会

JR東日本が赤字ローカル線の見直しを進める中、陸羽東線の存続に向けた方策を宮城県大崎市と沿線の住民らが協議する地域懇談会が始まりました。

大崎市の担当者「この路線の維持・存続につながる利活用促進策を皆さんとともに検討、協議して参りたい」

大崎市は、陸羽東線の存続に向けた市の考え方を年度内にとりまとめる方針で、そこに利用者らの声を反映させるための地域懇談会を沿線の3つの地区で開きます。

14日は古川地区で1回目の懇談会が開かれ、地元の商工会議所などのほか通学利用の多い高校の関係者らが参加しました。

会合は一部非公開で行われ、市の幹部によりますと「高校生の通学の足として欠かせない。ぜひ維持してほしい」といった意見が出たということです。

古川学園高校佐藤和博教頭「生徒会を通じて陸羽東線の存続に向けて生徒たちにアイデアを出していただいて、共有していけるように頑張っていきたい」

地域懇談会は今週、岩出山地区と鳴子地区でも始まります。

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