「個々のスキルアップ、連携、協力が重要」静岡・狩野川氾濫を想定し流域の警察署が合同訓練

台風の影響で静岡県の狩野川が氾濫したことを想定した訓練が11月15日に実施され、流域の警察官が連携を確認しました。

訓練は、台風の影響で狩野川が氾濫し、「人が流されている」と110番通報があった想定で始まりました。通報がを受け、警察官がボートで現場に駆けつけます。

<川の駅伊豆ゲートウェイ函南 川口早駅長>

「あそこに人が2人流されています」

<警察官>

「わかりました」

施設の従業員が川に流されている男性2人を発見。警察が救助に駆けつけます。訓練に参加したのは、三島、沼津、大仁警察署の若手警察官約50人。災害現場の経験が少ない若手の警察官たちが、ボートのふくらまし方や漕ぎ方、川から要救助者を引きあげる方法など、水害現場での救助方法を学びました。

<三島警察署 平山和志警備課長>

「あらゆる災害は想定できないところが非常に大きいです。そのためにも警察個々のスキルアップは当然だが、市町行政との連携を図り、民間の方々の理解、協力があって対応していくことが重要」

今後は、消防や市民とも連携した訓練も実施していきたいということです。

© 静岡放送株式会社