試合で頸椎骨折の仲間助けたい 東海大相模高ラグビー部が寄付金募る

全国高校ラグビー大会県予選の会場で支援金への協力を呼びかける東海大相模高ラグビー部の部員=12日、藤沢市

 東海大相模高のラグビー部が、8月に行われた長野・菅平高原での合宿中に頸椎(けいつい)の脱臼骨折を負った部員の笹川祐(たすく)さん(1年)を支援しようと寄付金を募っている。上村太陽主将(3年)は「応援してくれる人も含めてチーム相模でやっていきたい」と呼びかける。

 笹川さんはフランカーを務めており、8月12日の対外試合で相手のタックルを受けたあと接点で交錯。大けがに見舞われ、現在も入院中だ。早期復帰を願い、OB会を中心に「笹川祐くんを支える会」を設立。交流サイト(SNS)を通じて支援の輪は広がり、保護者だけでなく全国のラグビー関係者らからサポートする声が届いた。

 治療費などに充ててもらおうと、全国高校ラグビー大会県予選の会場でも部員が募金箱を持って寄付を呼びかけている。三木雄介監督(45)は「彼の目標は全国大会に参加するということで一生懸命(リハビリを)やってくれている。なんとか神奈川を勝ち上がって花園でも募金活動をし、戻ってこられるようにしたい」と話した。

 支援金は1口千円から。振込先はゆうちょ銀行、記号番号10970、番号20031681、口座名「笹川 祐君を支える会」。他行から振り込む場合は店名〇九八、店番098、口座番号は普通2003168。問い合わせはメール(y.miki@tokai.ac.jp)まで。

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