米、10月の卸売物価は8%上昇 伸び率1年3カ月ぶりの低さ

 【ワシントン共同】米労働省が15日発表した10月の卸売物価指数は、モノとサービスを合わせた総合指数が前年同月より8.0%上がった。伸び率は市場予想の8.3%より小さく、昨年7月(同じ8.0%)以来、1年3カ月ぶりの低い水準となった。縮小は4カ月連続。今年9月は改定後で8.4%上がっていた。

 記録的な物価上昇率が続いているものの、頭打ちの兆しが出てきた。10月のモノの価格は10.5%上がった。原油価格の高止まりを背景にエネルギーが21.8%上昇し、食品も12.7%上がった。サービスは6.3%上昇した。

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