16日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=139円台前半で取引された。前日のニューヨーク市場では一時137円67銭まで円高ドル安が進んだが、ロシア製ミサイルがポーランドに着弾して死者が出たと伝わると「有事のドル買いが入りやすくなる場面があった」(外為ブローカー)。
午前10時現在は前日比02銭円安ドル高の1ドル=139円35~38銭。ユーロは89銭円高ユーロ安の1ユーロ=144円12~20銭。
国内輸入企業による実需のドル買いも出た。一方、米国の利上げペースが鈍化するとの観測から円買いドル売りの動きもあり、大きな方向感は出なかった。