那珂川町の少子高齢化・子育て環境を改善したい!那珂川町議会議員 益子すみえさんインタビュー(PR)

2017年に那珂川町議会議員の選挙で初当選、議員となった現在もデイサービスセンター施設長との二足のわらじで活動している益子(ましこ)すみえ氏。3人の子どもを育てる母親でもある益子氏は、子育て・少子高齢化対策を中心に、議会へ数多くの提言をしています。

今回は益子氏のこれまでの活動や、那珂川町で実現したいことについて、話を伺ってみました。

過疎化・少子高齢化を解決したい、という想いで政治の世界へ

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治家を志したきっかけを教えてください

益子すみえ氏(以下、益子氏):

町内で進んでいる過疎化を解決する手段が政治の力だと思ったからです。もともと政治家になりたいと思っていたわけではないのですが、子育てをしていく中で子どもの数が目に見えて減っていると感じていました。

「私に何かできないか…」と考えていたときに、ちょうど那賀川町議会の補欠選挙が行われていました。「立候補するなら今しかない!」と思って立候補し、政治の道へ進むことにしました。

編集部:

政治家になる前の経歴を教えてください

益子氏:

大学を卒業してから言語聴覚士として、脳神経外科の病院でリハビリの仕事をしていました。結婚してからは退職して専業主婦になったのですが「やっぱり何かしたい」と思い、自分で会社を立ち上げてデイサービス施設を開所し、今に至るまで施設長として携わっています。

編集部:

議員として活動していく中で、デイサービスセンター施設長としての経験はどのように活きていますか?

益子氏:

高齢者自身と、そのご家族の悩みなどを理解した上で、政策に反映できているのではないかと感じています。例えば、高齢者の熱中症の問題や、災害時の避難所を運営する中で高齢者にできることなどです。

最近では、コロナ禍により窓口でのコミュニケーションが取りにくいと感じていることから、聴覚支援機器の導入をお願いしています。

編集部:

益子さんの強みとなる部分はどこでしょうか?

益子氏:

19歳、16歳、6歳と年代の異なる3人の子育てをしていることを通して、ダイレクトに行政にお伝えできることです。子育てを通して幅広い年代のご家族と接する機会が多いので、あらゆる意見に触れられます。

皆さんからいただいた意見や悩みを政策提言につなげさせていただいています。

過疎化・少子高齢化を解決する手段として企業誘致も目指す

編集部:

活動の場を国政ではなく地方議会に選んだ理由を教えてください

益子氏:

地方議会は国と違って、地域の生活に密着しているので、住民や同じ子育て世代の意見を吸い上げやすいからですね。聞いた話をすぐに役場へ伝えられますし、議会の場で質問できることが地方議会の良いところだと考えています

編集部:

実際に益子さんが住民の方から聞いた声の中で、印象に残っていることや、実際に議会の場で提言したことがあれば教えてください

益子氏:

子育てのことを中心に、以下のことを町議会で提言してきました。

・ひとり親の人が安定した収入を得るために、高等職業訓練促進給付金など国が実施している給付金制度の増額
・町外に通学する高校生への通学費の補助
・移住定住促進のPRのために、ふるさと会期支援センターに自治体として団体登録して、発信力の強化をできないか
・子どもが小中学校へ入学したときの経済的負担を軽減するために、地域商店で使える子育て応援券を交付してはどうか

ほとんどは町内で子育てをされている親御さんから実際に伺った話です。私自身も一人の親の立場として共感できることでしたので、提言いたしました

編集部:

これからはどんな政策を行っていきたいですか?

益子氏:

一番は子育てしやすい街にしたいですね。日本全体の人口が減っていく中で、移住定住に繋がるような、子どもを育てやすい街にしたいと考えています。一方で、那珂川町は人口流出が激しいことが課題の1つです。

人口流出の原因の1つに、地域に仕事がないことが挙げられます。なので、地域の人が働ける場所を確保するために、企業誘致にも携わりたいと思っています。

編集部:

益子さんが考える、子育てしやすい町のイメージがあれば教えていただければと思います。

益子氏:

一議員としては「この町に生まれてよかった」と思えるように、また親としての目線では「子育てのしやすい町にしたい」と思える街づくりを目指しています。

自然に恵まれた土地で過ごすことで豊かな情操が育つと思っている反面、子どもたちの高校進学を考えると、交通の便において障壁を感じています。通学時の距離は縮められない代わりに、できるだけ負担にならないようにしっかりとした手当てが必要だと思います。

誰もが幸せと感じて生きがいのある世の中に

編集部:

益子さんが実現したい世の中について教えてください

益子氏:

誰もが幸せと感じて生きていける世の中になってほしいですね。そのために、皆さんの想いに寄り添ったところで仕事ができればと思います。

自分自身も大切ですが、3児の母でもある私としては、子どもが将来大きくなったときに「生まれてきてよかった」と思えるような世の中を目指したいですね

編集部:

最後に、益子さんの考える「子どもが生まれてきてよかった」と思えるイメージがあれば教えてください

益子氏:

「また生まれた町へ戻りたいな」と子どもたちが思えるような町ですね。

私が印象に残っているエピソードをお話しさせてください。

長男が県営の公園でアスレチックをしていたときに、一緒に遊んでいた子に通っている小学校の名前を話したら「知らない」と言われて、「ママ、なんでみんな僕の学校のことを知らないの?」と悲しそうに聞いてきたことがあります。

同じ県の中にあっても那珂川町の知名度の低さを感じさせられる出来事でした。

そのときに「いい町なのでみんなに知ってもらいたいな」という想いが生まれました。

子どものときにしっかりと地域への愛着が形成されることによって「また生まれた町へ戻りたいな」と思ってもらえる町づくりがしたいと思っています。

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