採血せずに幼児の貧血の実態把握と鉄摂取の重要性を伝えるプロジェクト 全国1万人「鉄チェック活動」始動

11月26日は「鉄分の日」※1、アカチャンホンポ店頭イベントで測定会を実施 幼児の鉄不足解消を目指します

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)は、医療機器の輸入販売を行うマシモジャパン株式会社(代表取締役社長:真庭 徹郎)の協力のもと、幼児の貧血の実態把握と鉄摂取の重要性を伝えるためのプロジェクト「鉄チェック活動」を2022年11月24日から始動します。第一弾は株式会社 赤ちゃん本舗と連携し、アカチャンホンポ店頭イベントとして、幼児1万人を対象に血中ヘモグロビン値の測定会を実施します。

特設WEBサイト:https://www.meiji.co.jp/baby/iron_measurement_activity/

日本の幼児の鉄摂取量は諸外国よりも低く、幼児の2人に1人は推奨量に対して鉄摂取量が不足しています ※2 。幼児期の鉄摂取は貧血のリスクを減らすだけでなく、身体や脳の発達にも重要です。同時期の鉄不足による発達障害が起きた場合、その後に鉄を摂取しても成人期まで影響を及ぼす可能性があります。しかしながら、貧血の指標となるヘモグロビン測定は採血が主流のため、幼児には負担が大きく、また乳幼児健診の実施項目ではないため、鉄不足の実態の把握が難しい状況です。

そこで、本プロジェクトでは、幼児(1歳から6歳までのお子さま)を対象に、採血不要で測定が行える機器(マシモ社製)を活用し、負担のない方法でヘモグロビン測定ができる機会を提供します。また、WEBサイトや測定参加者への配布資料などを通じて、幼児期における鉄摂取の重要性や鉄の具体的な取り方について情報を発信していきます。

さらに、国内における乳幼児栄養研究の第一人者である、相模女子大学の堤ちはる教授監修のもと、本プロジェクト内で測定したデータを研究分野でも活用し、幼児の鉄不足解消、そして健全な発育・発達に貢献してまいります。

※1一般社団法人・日本記念日協会認定の記念日。鉄の元素番号が26であることから、ゼリア新薬工業株式会社が制定。

※2「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の推奨量(12~36カ月)と「国民健康・栄養調査(平成28年)」の摂取量

中央値(12~36カ月)の比較

全国1万人「鉄チェック活動」実施概要

主催: 株式会社 明治 協力: マシモジャパン株式会社

監修: 相模女子大学 栄養科学部健康栄養学科教授 堤ちはる

期間: 2022年11月24日~2023年3月頃

場所: アカチャンホンポ28店舗(予定)

実施場所およびスケジュールについては、プロジェクトWEBサイトにて公開

対象: 1~6歳のお子さま1万人

参加費:無料

内容:

①採血不要!30秒で鉄不足チェック!

指先にクリップを挟むだけでヘモグロビンが測定できる機器「パルスCOオキシメータRad-67™(マシモジャパン株式会社)」※3を用いて、血中のヘモグロビン濃度を測定することで、鉄不足の可能性がないかを確認します。

②明治の栄養士へ相談

会場では、明治の栄養士が対応します。鉄不足について不安なことや、離乳食、育児についてのお悩みなどがあればその場で相談できます。

③小冊子「鉄のおはなし」プレゼント

幼児期における鉄の重要性や対策がよくわかる小冊子「鉄のおはなし」を来場者にプレゼント

※3[「パルスCOオキシメータRad\-67™」](について

コンパクトな携帯型で、センサーを用いることで採血をせずにヘモグロビンが測定できる機器です。順天堂大学大学院医学研究科小児思春期発達・病態学(主任教授:清水 俊明)の研究により、本機器による測定値が採血をした測定値と相関することが確認されています。

(Pediatr Res. 2022 Jul 29. doi: 10.1038/s41390-022-02204-7.)

親子で楽しく学ぶ!「鉄チェック&栄養セミナー」イベント開催@グランツリー武蔵小杉

日時:2022年11月24日(木)

1回目 11:30~12:00(11:15受付開始)

2回目 13:30~14:00(13:15受付開始)

3回目 15:00~15:30(14:45受付開始)

場所:グランツリー武蔵小杉4F スマイルスクエア

概要:・ヘモグロビン測定

・明治の栄養士による、親子で学べる栄養ワークショップ