高島が新エネルギー流通システム社を買収 工事機能を強化

断熱資材・太陽光パネル関連資材などの建設資材を取り扱う専門商社・高島は11月14日、新エネルギー流通システム社(福岡県大野城市、村田佳輝社長)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。取得株式数は200株、取得価額は非公開。株式譲渡実行日は12月1日を予定。株式取得に伴う連結業績への影響は軽微だとしている。

新エネルギー流通システム社は2008年創業。全国13支店で電気工事の設計・施工、オール電化・太陽光発電システムの販売・電気などの事業を展開している。

高島では1994年から再生可能エネルギーに関わる事業に取り組み、電気自動車などで蓄電した電力を家庭用に用いるV2H(Vehicle to Home)、蓄電池をはじめとしたエネルギー商材を販売。現中期経営計画「サステナⅩ(クロス)」(~2023年)に基づき、グループ機能の拡充、ビジネスプロセス改善によるコスト競争力向上を目指している。

今回の買収はエネルギーソリューション分野における工事機能の強化が目的。同日発表の次期計画「サステナV(バリュー)」(2024~26年)での経営目標達成を視野に、需要増加が見込まれる「創エネ・省エネ・蓄エネのトータルソリューション」の提供に注力する。

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