ワーケーションを考察 白浜でシンポや体験ツアー

 和歌山が先進地とされるワーケーションの本質を考察、体感する「ワーケーション・コレクティブインパクト2022in和歌山~和歌山からはじめるワーケーションを通じた企業変革~」(県主催)が21~23日、白浜町で開催される。仁坂吉伸知事や大学教授らによるシンポジウムや体験ツアーなどを予定している。参加無料。

 普段の職場とは異なる場所で地域の魅力に触れながら仕事をする「ワーケーション」を一過性のブームで終わらせることなく、新たな生活様式として社会全体へ浸透させることを目的に開催する。

 21日は午後2時10分から、シラハマキーテラスホテルシーモアで開催。経営共創基盤(東京都)グループ会長の冨山和彦さんが「今、必要な企業変革(CX)とは?」をテーマに基調講演した後、YeeY(沖縄県)代表取締役の島田由香さんらによる「企業にとってのワーケーションの価値とは?」をテーマにしたパネルディスカッションや「あなたの組織にとってのワーケーションの価値とは?」をテーマにしたワークショップなどがある。

 22日は午前9時から、町内のビジネスオフィスを巡るワーケーション視察ツアーがあり、午後2時からホテルシーモアで早稲田大学(東京都)教授の入山章栄さんによる基調講演「経営理論に基づくワーケーションの本質とは?」、仁坂知事らによる「ワーケーションを通じたウェルビーイング向上と地域活性化とは?」をテーマにしたパネルディスカッション、「あなたにとってのワーケーションの価値とは?」をテーマにしたワークショップなどがある。

 23日は午前10時~午後4時半、町内各地で地域課題解決型ワーケーション体験ツアーや「地域課題の解決に向けて自分ができることは?」をテーマにしたワークショップなどがある。

 21、22日にはワークショップ後の午後7時~9時に懇親会がある。費用は各自負担。

 参加申し込みは、2次元コードから受け付けている。22日の視察ツアーと23日の体験ツアーは定員20人。

 問い合わせは、県情報政策課(073.441.2407)へ。

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