キプロス代表、イタリア相手に大接戦!いま推したい「懐かしユニフォーム」

ちょっと懐かしのユニフォームを軽くご紹介する「Qoly × LFB Vintage」ブログのQoly版。

今回は2010南アフリカW杯・欧州予選でキプロス代表が使用したユニフォームをお届けします。

キプロス代表 2008 adidas ホーム(左) アウェイ

欧州の小国と呼ばれるキプロス。このadidas時代のユニフォームに見覚えのある方は、余程のマニアな方か、もしくは案外“イタリア代表ファン”かもしれません。

2010W杯・欧州予選ではグループ8に所属し、イタリア、アイルランド、ブルガリア、モンテネグロ、ジョージア(グルジア)と対戦。キプロスは最下位という戦前の下馬評を覆し、このグループをなんと4位でフィニッシュします。

しかもイタリアとの2試合は惜しくも勝ち点1を逃すという展開で、ある意味では歴史的なチームが着たユニフォームといえます。

この予選でのイタリア戦は、ホームが1-2、アウェイが3-2という結果。2敗とはいえ2試合とも1点差、そしてどちらもアディショナルタイムの失点での敗戦。つまり最後の最後まで勝ち点1を得る可能性があった試合でした。

圧倒的優勢と見られていたイタリアは薄氷の勝利という展開。3-2で終わった最終戦は予選突破確定後だったとはいえ、イタリア国内では批判的な声も多かったと記憶しています。

当時のキプロスのエンブレムは現在とは異なる旧タイプで、鳥の羽の上に国旗が載るというユニークなデザイン。この鳥は鳩で、金色(黄色)の枝葉はおそらくオリーブの枝。鳩とオリーブの枝はキプロス国章に描かれています。

中央の文字はギリシャ語の「ΚΟΠ」と英語の「CFA」で、どちらもキプロスサッカー連盟の略称。ちなみにキプロスの公用語はギリシャ語とトルコ語です。

ホームキットの青は国を囲む地中海を思わせ、シンプルですが代表チームらしいデザイン。小国キプロスが強豪イタリアに善戦というエピソードに、ちょっとしたロマンを感じるユニフォーム。

2022年はサンフレッチェ広島にピエロス・ソティリウが加入し、初のキプロス人Jリーガーが誕生。Jクラブに第2、第3のキプロス人選手が登場となるか、注目したいところです。

そんなキプロス代表ユニフォームが「Qoly × LFB Vintage」で入手可能です。

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