日中首脳17日に3年ぶり会談へ 尖閣で懸念伝達、対話推進も

 【ヌサドゥア共同】岸田文雄首相は、中国の習近平国家主席と17日夜にタイ・バンコクで会談する。日中首脳の対面会談は約3年ぶり。沖縄県・尖閣諸島や台湾周辺での中国の威圧的な活動に懸念を伝える。今年9月に国交正常化50周年を迎えたことを踏まえ、日中関係安定化を目指し当局間の対話推進を確認したい考えだ。

 岸田氏は16日、日中首脳会談について関係安定化に向けた対話のスタートにしたいとの考えを表明した。「責任ある行動を求めながらも協力すべき点では協力する。建設的かつ安定的な関係を構築していく姿勢で臨んでいきたい」と述べた。インドネシア・バリ島で記者団の質問に答えた。

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