ひきこもり強制入院で賠償 精神科病院側に308万円

東京地裁の判決後、記者会見する原告男性=16日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 ひきこもりの人の自立支援をうたう民間業者の施設に入所させられた後、精神障害がないのに東京都足立区の精神科病院に強制入院させられたとして、関東地方在住の30代男性が病院側に慰謝料など550万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は16日、入院は違法と認め、308万円の支払いを命じた。病院側は控訴する方針。

 賠償を命じられたのは、男性が入院した成仁病院を運営する医療法人社団成仁。大嶋洋志裁判長は、男性は強制入院に当たる医療保護入院となったが、その要件の精神保健指定医の診察がなく、精神障害を裏付ける事情もなかったと判断した。

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