消雪パイプ点検進む 大雪予想の冬に備え 上越市

 上越市内で今年も、消雪パイプの点検調整作業が進められている。市から委託を受けた2社が今月末までに、高田と直江津市街地を中心とした延長約25キロの点検を実施中。すでに大雪が予想されている冬へ備えている。

16日の作業の様子。この後もう片方の消雪パイプを起動させ、来た道を戻りながら点検した(上越市仲町4)

 やまいち建設(同市東城町2)では、高田地区など約15キロを管理。今年は14日から点検を始め、16日は仲町通りで作業を行った。同通りは地下水の水位低下抑制のため、左右に並ぶノズルが交互に散水するタイプ。水量の調整や詰まりを取り除いた後、もう片方のノズルを起動させ、再度点検した。
 常務取締役の石田隆さん(49)によると、2年前の大雪では散水が追いつかず、24時間常に水が出ている状態だったという。今冬も大雪が予想されることから、「連絡が入ればすぐに現地で対応したい。詰まりや故障があれば、町内会を通じて市へ連絡してほしい」と話した。

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