警察庁が11月16日(水)に発表した、2022年10月末現在(304日目)の交通事故統計月報によると、65歳以上の高齢者全国交通事故死者は累計1144人(前年同月比－54)、総数(2078人)の55.1％を占めています。10月単月では141人(－23)と、3か月連続で今年の月別最多となりました。
都道府県別では25都道府県で減少、18府県で増加していて、11県で下期の高齢者交通事故死者数が上期累計を上回るほか、5県では前年総数を既に上回っています
なお、75歳以上の高齢運転者による死亡事故件数は299件(前年同月比＋11/構成率16.5％)となっています。
■2022年高齢者交通事故死者数(10月末現在：計上日基準確定値)
【月別】〈都道府県別最多〉
・ 1月：108人(－24)〈7人 愛知県〉
・ 2月：104人(－14)〈9人 埼玉県〉
・ 3月：111人(－ 7)〈7人 兵庫県〉
・ 4月：111人(＋13)〈8人 千葉県〉
・ 5月：119人(＋30)〈9人 愛知県〉
・ 6月： 99人(－30)〈7人 愛知県〉
・ 7月：101人(－22)〈9人 北海道・兵庫県〉
・ 8月：121人(＋27)〈7人 埼玉県〉
・ 9月：129人(－ 4)〈9人 静岡県〉
・10月：141人(－23)〈8人 愛知県〉
・1日あたり3.76人／6.38時間に1人の割合
上期(181日652人：1日3.6人／6.66時間に1人)
下期(123日492人：1日4.0人／6時間に1人)
・年間死者数：2021年1520人 20年1596人 19年1782人
・10月死者数： 164人 146人 161人
【世代別】
・65歳以下 934人(＋31)［構成率44.9％］
・65歳以上 1144人(－54)［55.1％］
・60代後半 136人(－ 7)［6.5％］
・70代前半 223人(－39)［10.7％］
・70代後半 234人(± 0)［11.3％］
・80代前半 266人(－14)［12.8％］
・85歳以上 285人(＋ 6)［13.7％］
【都道府県別】
全国 1144人(－54)［上期652＋下期492／構成率55.1％］
北海道 52人(－10)［24＋28／54.2％］※
青森県 12人(－ 2)［ 7＋ 5／48％］
秋田県 17人(－ 3)［ 4＋13／68％］※
岩手県 17人(± 0)［ 9＋ 8／65.4％］
宮城県 12人(－ 8)［ 9＋ 3／44.4％］
山形県 13人(＋ 1)［ 7＋ 6／68.4％］
福島県 23人(± 0)［15＋ 8／67.6％］
茨城県 34人(－ 2)［18＋16／53.1％］
栃木県 30人(＋ 7)［16＋14／69.8％］
群馬県 23人(－ 6)［14＋ 9／67.6％］
埼玉県 55人(± 0)［33＋22／64％］
千葉県 47人(－12)［25＋22／47％］
東京都 40人(－ 7)［26＋14／38.1％］
神奈川県 32人(－23)［22＋10／37.6％］
山梨県 12人(－ 1)［11＋ 1／54.5％］
長野県 22人(＋ 1)［12＋10／55％］
新潟県 32人(＋12)［15＋17／66.7％］●※
富山県 17人(－ 1)［11＋ 6／60.7％］
石川県 11人(＋ 1)［ 5＋ 6／57.9％］※
福井県 19人(＋ 9)［ 9＋10／76％］●※
静岡県 37人(＋ 1)［16＋21／59.7％］※
愛知県 49人(－ 6)［37＋12／44.1％］
三重県 30人(－ 2)［13＋17／62.5％］※
岐阜県 37人(＋ 8)［23＋14／62.7％］
滋賀県 20人(＋ 6)［12＋ 8／64.5％］●
奈良県 10人(－ 8)［ 7＋ 3／43.5％］
和歌山県 10人(－ 9)［ 6＋ 4／58.8％］
大阪府 45人(－ 9)［27＋18／39.1％］
京都府 22人(＋ 2)［13＋ 9／61.1％］
兵庫県 55人(± 0)［31＋24／55％］
鳥取県 6人(－ 2)［ 2＋ 4／42.9％］※
島根県 9人(＋ 7)［ 7＋ 2／69.2％］●
岡山県 34人(＋ 9)［20＋14／56.7％］
広島県 34人(＋ 1)［18＋16／58.6％］
山口県 18人(＋ 2)［12＋ 6／66.7％］
徳島県 13人(－ 2)［ 9＋ 4／76.5％］
香川県 16人(－ 4)［ 9＋ 7／64％］
愛媛県 28人(＋ 4)［15＋13／75.7％］
高知県 17人(－ 2)［11＋ 6／73.9％］
福岡県 30人(－ 9)［16＋14／54.5％］
佐賀県 8人(－ 6)［ 5＋ 3／50％］
長崎県 15人(－ 3)［ 8＋ 7／65.2％］
熊本県 26人(＋ 8)［15＋11／59.1％］●
大分県 17人(＋ 3)［ 8＋ 9／68％］※
宮崎県 13人(＋ 4)［ 6＋ 7／52％］※
鹿児島県 17人(－ 2)［12＋ 5／53.1％］
沖縄県 8人(－ 1)［ 2＋ 6／25.8％］※
●前年総数を上回った県
※上期累計を上回った道県
【ワースト3】
＜総数＞
1位：55人 埼玉県(±0)・兵庫県(±0)
3位：52人 北海道(－10)
4位：49人 愛知県(－6)
47位：6人 鳥取県(－2)
＜増減数＞
1位：＋12 新潟県(32人)
2位：＋9 岡山県(34人)・福井県(19人)
4位：＋8 岐阜県(37人)・熊本県(26人)
47位：－23 神奈川県(32人)
＜増減率＞
1位：島根県(350％)
2位：福井県(90％)
3位：新潟県(60％)
47位：和歌山県(-47.4％)
＜高齢者構成率＞
1位：徳島県(76.5％)
2位：福井県(76％)
3位：愛媛県(75.7％)
47位：沖縄県(25.8％)
