ちょっと西高東低 ちょっと寒気

天気図をご覧ください。西に高気圧、東に低気圧。そうです。西高東低の冬型の気圧配置となっています。それに伴って、平地でも雪となる目安の上空1500m付近-6℃の寒気が青森周辺まで下りてきていて、札幌や盛岡では初雪を観測しました。ただ、等圧線があまり混みあっておらず、冬型としては弱い状態で、冬型自体も解消されてくるため、予想最高気温は東京で17℃、大阪で18℃と、ほぼ平年並みとなるでしょう。
高気圧と高気圧の間のところを「鞍部」といいますが、ここでは雲が発生しやすいという性質があります。きょうは鞍部が東へ移動してくるため、西・東日本では雲が広がりやすいでしょう。北海道では午前中は雨や雪が降りやすい状態となりそうです。

気象予報士・森本 啓介

画像について:16日午後9時の天気図と衛星画像。

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