10日午後7時40分ごろ、埼玉県川越市連雀町の雑貨店で、客を装った女が女性店長(78)に刃物を突き付け、金品を脅し取ろうとしたが、店長が抵抗したため何も取らずに逃走した。店長は顎を負傷、川越署は強盗致傷事件として捜査している。
同署によると、女は閉店の準備をしていた店長の背後から抱きつき、店長の顎付近にナイフのような刃物を突き付けて「金を出せ。金庫を開けろ。時計を外せ。殺すぞ」と脅したが、店長が女の手を払いのけて「キャー」と悲鳴を上げたため、女はそのまま走って逃げた。店長は女ともみ合った際、顎付近を負傷した。
同店は本来、6時ごろには閉店するが、客を装って女がいたため開けていたという。女は身長155センチぐらい、20~30代、白のブラウス、黒のベストとズボン姿で、黒の靴を履いていた。